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同人サークル「星空亭」のblogです
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もう2週間前だけど

■『ねこさむラジオ』(猫侍)
CD購入時「おまけください」でもらえる対談風ラジオCD
歯車さんフルボッコでかわいそうです><
「きゅうり1/2」のタイトルの意味は前々から気になってましたw

何となく猫侍は相対性理論に近い感じだと常々思ってたんですが、特にその辺は意識されてなかったようです。
※当日は突拍子も無いこと尋ねてすいませんでした…
独特の浮遊感がある音を作るサークルだけに、その原点のようなものがどこにあるのかは気になります。

■『四畳半地霊殿』(22w)
幻想郷の住人が四畳半のアパートで生活する異変シリーズの最終巻。
各章それぞれ単独の読み物としてもまとまっています。
最終巻では地霊殿パートからそのまま異変の解決までが違和感無く繋がる流れ。
ただ、藤原とうふさんが後書きでも述べている通り、本来はまとめとして描く予定だった話を地霊殿編にまとめる形となったため、正直なところ異変に対する描写が若干物足りなくもあり。
願わくば、「四畳半幻想郷EX」として後日談などがあれば読んでみたいですね。

■『PAN;1』『ONE MORE BABY!』『土足』(武者プルーン)
全て既刊ですが持っていなかったので購入
『PAN;1』は普段地霊殿作品はそこまで読まない自分でも好きになれる一冊。
兎沢さんの描く漫画は行間の取り方が上手いです。読んでて落ち着く感じです。


若干急ぎ足の感想ですが〆
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本を読む。
CDを聴く。

これらの行為には自ずと身体的行為が付属する。
本であればページを指で手繰り、CDであればシュリンクを解いてディスクを取り出しドライバに挿入するまでだ。
何を当然のことをと思われるだろうが、作品に触れるこれら身体的行為はあくまで自発的な行動であり、それは受け手側が作品に能動的に参加していることの証左となる。

受け手によって能動的に読み、聴かれることによって初めて作品が機能するのである。

ここで、一冊の本と一枚のCDを紹介したい。

作品名:鬼和神
発行:ほた。(いよかん。)
発行日:08年12月29日(土) コミックマーケット75

サークル・いよかん。のC75で発行されたこちらの作品。
一見するとごく普通の同人誌の作りだが、コミケ当日に会場でこの本を手に取った参加者は驚いたことと思う。
私も最初は面食らい、一拍置いて「ああ、なるほど」と感嘆した。
この本、所謂「袋綴じ」形式になっているのである。
私の知る限り、袋綴じという形式を採用した同人誌はこの本が初めてだ。
和紙風の表紙も含めて遊び心に溢れた一冊。

続いてはこちら

作品名:Remains ~幻想懐郷~
発行:haLRu(
MONOMIND)
発行日:09年08月15日(土)コミックマーケット76


遠野に2年間を通じて資料撮影に赴いたというサークル・MONOMINDの同人CD。
この作品、既存のCDとは一線を画す作りをしている。

真四角の黒いケースにはうっすらとスキマの模様が。
そして中央のスキマからは紫のイラストの一部が垣間見える。
CDを取り出すまでの過程はまず、スキマ両端のリボン(これがケースを固定している)を紐解きケースを展開する。
そう、文字通り「紐解く」のである。
次にブックレットが表れるのだが、ディスクに至るにはもう一つ段階を経る必要がある。
ブックレットを上下に挟む形になっているケースの別紙があるのでそれを縦に開く。開いたケースの内側にもスキマがぎっしりと描かれている。
ケースの表裏にスキマが描かれている構造となっており、作り手側のこだわりが感じられる。

そうしてブックレットを取り出した先にようやくディスクが鎮座している、という案配だ。

鬼和神は現在では入手困難だがRemainsは書店委託中なので未見の方は是非手にとってほしい。
※仕様の関係により再版は非常に困難であると予想されるので、まだ買ってない方は売り切れる前にお早めに!
※なお、余談ではあるがRemainsブックレットに掲載されている遠野の風景写真とイラスト執筆陣によるイラストの共演を目を見張るものがある。個人的にはにとりと紫のページに惚れた。


上記2点の作品に共通する点として、「作品に触れるまでに受け手側が能動的に行う工程が通常より多く存在する」という点が挙げられる。
受け手はただ受動的に本を読み、CDを聴いて終わりではない。
送り手が作品を送り出し、それを受け手が読み、聴く。そして受け手同士で作品について語り、人によっては作者に感想を送るといったように、作品という場を中心に置いた両者間での能動性が同人の現場には存在する。

その始まりとして、作品を読み、聴くための「開く」という能動的な行為が求められる。

上記2作品はそうした受け手側の能動的な行為=作品にコミットするという意識を自覚させるものとして、非常に同人的な意義が強い作品であると言えるだろう。

あくまで事例として上記の作品を紹介したが、これは何も特殊な装丁だから意識的になるというわけではない。
本を読み、CDを聴くという行為はそれだけで十分過ぎるほどに作品に参加しているのである。

今年も紅楼夢や冬コミなどイベントが控えている。
きっと個人では把握しきれない程の本、CDが出るだろう。
そんな中で、各々にとって「これだ!」と思うような作品に「参加」していこう。

今更ですが夏コミお疲れ様でした。
既に夏コミから一週間以上が経過しています。本当に今更ですね。

夏コミにてスペースまで起こし頂いた参加者の方々、ありがとうございました。
おかげさまでTシャツはXLを10着ほど残して頒布することができました。
サイズ別部数を調整してみたらMが最初に無くなりXLが残るという案配に。

折角なのでサイズ別の部数内訳でも載せてみましょう。

M:15
L:70
XL:35

Mサイズ少なすぎだろ、常識的に考えて…
部数調整難しいです。L>M>XLの順が正解みたいなので、次回で改めて調整してみます。
余ったXLは折りを見て即売会に少しずつ持っていこうかなと思います。

Tシャツ制作に関しては年内はこれで一旦終了として、来年の春以降に再開できればと考えています。
一応、候補としては秘封とにとりで。
ちょっとデザインが凝り固まってきそうなので、新しい方向性に挑戦できないか試してみます。

今後の予定については別途お知らせしていきます。

それでは改めて、C76お疲れ様でした。

崇敬祭で購入した新刊から幾つか
SS、ドロワ合同の感想は後日に改めて

『昼夜のあわい』 シャこ(ちゃりん)
全編に通底する「暗さ」「死」のイメージが何よりも印象的
日常の中で死が隣り合ってると書くと言い過ぎかもしれませんが、それに近いものはあるかな、と。
館で唯一の人間である咲夜だからこそ、死に近い存在って気はします。
淡々と進行する描写も相まって、綺麗にまとまった作品です。

『河童』 うりうり(Show and Tell)
個人誌としては崇敬祭で最も満足できる本でした。
この手の話、弱いんですよ。夏の推薦読書的な(この例えが妥当かどうかは判断に迷うところです
非常に夏らしい爽やかな読後感。
にとり好きは是非。
読むとDSが欲しくなってきます。それとペプシキューカンバー懐かしい。

『NICO!』azmaya(e!o!)
全ページフルカラーのイラスト本
色のセンスには驚嘆させられます。
淡い色遣いが中心の一方で、大胆な発色で魅せるイラストも素敵(お燐とお空の見開き、奥付のチルノと大妖精など)
サイズもA4と見応えのある一冊


今週末は新潟のえちご東方に参加するので、道中でSS作品を堪能したいと思います。

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